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豪政府、海外でのオーストラリア人の同性間結婚を拒否

キャンベラ 18日 - フィリップ・ルドック法務長官は、オーストリアのウィーンの豪大使館が、オーストラリア人の同性愛者間結婚を阻止しようとした試みを正当な対処だったと弁護した。

昨年、オランダで同性愛者同士の結婚が認可されたことを受け、メルボルン出身の男性ピーター・カク-シャさんは、オーストリア人の同性パートナー、マーカス・ムールマンさんと結婚する為に、ウィーンの豪大使館に独身であることを証明する書類を申請に行った。外人同士がオランダで結婚する為には、独身であることを公的に証明する書類が必要とされる。

しかし、同大使館員が、カク-シャさんが結婚相手の欄を男性とし男性名を記入した事に気づき、キャンベラの法務省と相談した結果、独身を証明する書類の発行を拒否した。カクーシャさんが受け取った書類には、“オーストラリア法務省の判断にもとづき、ここに、オーストラリア国の法律では同性愛者同士の結婚を希望する者に、独身証明書または婚姻制限無し証明書の発行を拒否する事を証明する。”と示されている。

オランダ政府は、最終的にこの証明書とカクーシャさん自身からの独身であるという宣誓供述書を認め、2人は11月に結婚した。

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