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医療用大麻使用者、微量検出では自動処罰なしに NSW

【NSW4日】   医療用大麻を使用するドライバーに関する法律が、NSW州で大きく見直されることになった。今後は体内に微量の大麻成分が検出されても、自動的に処罰されることはなくなる。

労働党政権は4日、「より常識的な対応」を目指すとして、医療用大麻と交通法規に関する改革案を議会に提出した。新制度では「3回ルール」が導入され、正当に処方された大麻を使用していても検査で陽性となるケースがある点を考慮する。

改正後も、登録された医療用大麻使用者は路上での薬物検査を受け、検査結果が出るまでの24時間は運転禁止となる。ただし、検査結果でTHC(大麻の主成分)が基準値未満であれば、起訴や追加処分は行われない。

一方、基準値以上の場合は、2年以内の1回目・2回目の検出では警告書が送付される。2年以内に3回目となる場合は、最大704豪ドルの罰金と最低3か月の免許停止が科される。さらにアルコールや他の薬物が検出された場合は、通常の飲酒・薬物運転の罰則が適用される。

州議会では、緑の党の支持により、この改革案は可決される見通しだ。連邦上院議員のデービッド・シューブリッジ氏は、これまでの「微量のTHCでも処罰される制度」を「こうした改革に何年もかかったのが信じられない。ごく当たり前の小さな改革だ」と批判した。また、「運転能力に影響がある場合は当然ハンドルを握るべきではないが、専門家の見解では影響がないとされる微量の大麻で免許を取り上げるべきではない」と主張した。

現在、オーストラリアでは約100万人が医療用大麻を使用しており、その最大3分の1がNSW州に集中している。また、この1年で大麻由来の医薬品の数はほぼ倍増している。クリス・ミンズ州首相は、「この改革は重要だが、道路安全を最優先に慎重に進める」と述べた。「医療用大麻は多くの人にとって生活を支える不可欠な薬だ」としつつ、「安全確保とのバランスを取る必要がある」と強調した。

また、ヤスミン・キャトリー警察相も「道路安全が最優先であることに変わりはない」と述べ、危険運転への取り締まりは引き続き行われるとした。

新制度の対象となるには、NSW州の交通当局に登録し、有効な処方箋の提示やオンライン教育プログラムの修了が必要となる。なお、この制度はフルライセンス保持者のみが対象で、初心者(L・Pプレート)や商用ドライバーは対象外となる。重大事故後には引き続き血液・尿検査が行われ、運転能力に影響があった場合は従来通り処罰される。

これらの措置は導入後1年で見直しが行われる予定だ。

ソース:news.com.au – Motorists using medicinal cannabis no longer to be automatically penalised in NSW

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