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2年経っても不妊の原因に気付かないカップル

シドニー24日-シドニーで開催された不妊会議年次会での最新の国際調査結果報告によると妊娠を望むカップルが、不妊症を疑うまでに、通常2年以上かかっているという。

Sandra Dill(サンドラ・ディル)国立不妊援助機関ACCESS(アクセス)代表は、子作りを初めてから1年後に不妊問題に気がついたのが、調査対象となった不妊治療経験者約1000人の半数に満たなかったことに懸念を示した。2年経過すると、自覚する割合は約71%にまでのぼる。残りの29%は、その後も問題に気がついていなかった。

国内では、6組に1組のカップルが不妊問題を抱えており、この中約半数は、男性側の生殖機能に問題がある。

カウンセリングを受けられる場所がわからないこと、治療にかかる費用や、治療による精神的ストレスの心配などが、不妊に関する相談の遅れの原因としてあげられた。

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