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国民の50万人以上が関節炎によって生活、仕事に支障

 【キャンベラ7日AAP】オ―ストラリア健康福祉機関(AIHW)が行った新しい調査によると、関節炎と骨粗鬆症によって引き起される身体障害で苦しむ国民の数は、他のどの病気で苦しむ国民の数よりも多く、国民の16%に当たる約300万人が、関節炎または痛風などの関連した病気に悩まされているという。35歳以上の国民の約55万人が、これらの病気が主な原因で身体的障害を引き起こしていると回答している。

 同機関の関節炎・筋骨格病モニター全国センターのカルディープ・バーティア医師は、「関節炎は関節の動きを制限し、痛みや身体硬直問題の主な原因となっている。通常の生活を行うこと、また仕事や社交活動に参加することにも支障をきたす病気だ」と説明した。
 国民の約3%にあたる約59万人が骨粗鬆症と診断されており、これによって約5万人が身体障害に苦しんでいるという。関節炎や骨粗鬆症が原因で身体障害を負う国民の約半数は、35から64歳の就労年齢に属しており、この病気が原因となって、行える仕事が制限され、仕事を探すのにも障害となっている。

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