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「9・11はテロリストのせいじゃない」

【パース20日AAP】   オーストラリア海運組合(MUA)VIC支部の幹事であるケビン・ブラッケン氏が20日、2001年9月11日、米国で発生した同時多発テロについて、「内部的事情が要因」と発言したことについて、同組合は「テロリストによる悲劇であるのは間違いないこと」とし、同氏の意見はMUAを代表するものでないということを明言した。

ブラッケン氏はABCラジオのインタビューで、同時多発テロについて適切な解釈がなされていないことが多いとしたうえで、「(9・11の)ビル崩壊は、内部破壊が原因だと思っている。飛行機の燃料は鉄が溶けるほど熱くならず、9・11事件の前後をみても、火災が原因で高層ビルが崩壊したという例はない」と発言した。

これに対しMUAは、「9・11事件は国際テロによるものであり、犯人たちもそれを認めている」とし、またMUAとしてテロの被害者に哀悼の意を表し、支援提供を行ったと述べた。

ギラード首相はこの件に関し、「(ブラッケン氏の)コメントには同意できないし、明らかに間違いで、かつ馬鹿げている」と述べた。

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