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豪最悪の鉄道事故から34年

【シドニー18日AAP】   シドニー西部グランビル駅で発生したオーストラリア史上最悪の鉄道事故から34年目を迎えた18日、グランビル・タウン・ホールでは事故の追悼式が行われた。

1977年1月18日通勤ラッシュ時の朝、シドニー行きの電車がグランビル駅近くで急に脱線。電車は車両が外れながらも暴進を続け、橋脚をなぎ倒しながら停止したものの、支えがなくなった橋が切り離れた車両上に落下した。死者83人、重軽傷者は210人以上という大惨事となった。

この日の追悼式には遺族など約100人が出席。その中のひとりで、事故車両に乗っていたティナ・モーガンさん(当時14歳)は、事故発生の直前に乗客が多く乗ってきたので車両を移動したため一命を取り留めた。モーガンさんは車両を移動する直前まで、祖父母と旅行中だった小さな姉妹と会話を楽しんでいたという。この姉妹は事故の犠牲となった。モーガンさん自身も、救出されるまでの5-6時間、事故の衝撃でほとんど意識がなかったという。

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