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シドニーの「幻の駅」ウーララ駅で初期工事開始へ

【NSW9日】シ   ドニーでは、10年以上ぶりとなる新たなヘビーレール駅の工事が始動する歴史的な週末を迎えようとしている。

10年以上ぶりとなるシドニー初の新設ヘビーレール駅の工事が、いよいよ開始される見通しだ。猛暑の中、NSW州交通局の職員は今週末、シドニー東部の高級住宅地ウーララにあるウーララ駅予定地で、将来の建設に向けた地盤状況や既存構造物を評価するための重要な事前調査を開始する。

エッジクリフ駅とボンダイ・ジャンクション駅の間に位置するこの駅は、1970年代に計画に反対する住民による長期の訴訟の末、未完成のまま放置されてきた。昨年、NSW州首相のクリス・ミンズ氏は、交通指向型住宅政策の一環として同プロジェクトを再始動させる計画を発表し、周辺地域を最大1万戸の新規住宅建設が可能となるよう用途変更する方針を示した。

ジョン・グラハム運輸相は、今回の節目をシドニーで最も有名な「幻の駅」にとっての「未来へ戻る瞬間」だと表現した。「ウーララ駅は、地域住民にCBDまでわずか8分でアクセスできる手段を提供し、混雑する生活道路から車を減らすことができる」と同相は述べた。

交通当局は、週末にT4イースタン・サバーブ線が運休するタイミングを活用し、駅予定地への立ち入りを行う。現在、T4線の朝のピーク時利用率は、運行能力のわずか43%にとどまっている。

今回の用途変更には近隣のエッジクリフ駅周辺も含まれ、バーウッド・ノースやパラマタ・ロード沿いで進められている同様の再開発プロジェクトと似た内容となっている。新築住宅の一部はアフォーダブル住宅となる予定だが、具体的な割合はまだ決まっていない。用途変更には約2年を要すると見込まれており、州政府は2026年後半に計画を一般公開する予定だ。

NSW州交通局のジョシュ・マレー事務局長は、今週末の作業について「今後数十年にわたり地域のニーズに応える駅を実現するための重要な一歩」だと述べた。

「今回の調査は駅の設計計画を策定する上で不可欠だ。建設は2027年に開始し、2029年の完成を予定している」と語った。

シドニー・トレインの最高経営責任者マット・ロングランド氏は、運休期間中に作業を行うことで、安全かつ効率的に進められ、利用者への影響を最小限に抑えられると述べた。一方、駅建設の再始動に対しては、かつて訴訟によって計画を中止に追い込んだウーララ地域の一部住民から反発の声も上がっている。

ソース:news.com.au – Early work to begin on Sydney’s Woollahra ‘ghost station’

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