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OZ・デー 1万3000人の新OZ誕生

【キャンベラ26日AAP】   1788年1月26日、1000人以上の流刑囚を乗せたイギリス艦隊が初めてシドニーに到着したとされていることから、1月26日は「建国記念日」としてオーストラリアの素晴らしさを祝う祝日に制定されている。また、オーストラリア国籍を取得した移民たちに国籍の授与式が行われるのもこの日で、今年は143カ国から約1万3000人がこの日に新オージーとなった。

キャンベラで行われた式典で新たにオーストラリア人となった1人のバーバラ・サリさん(81)はイギリス出身。57年前、シドニーに上陸したが、最初の数年間はお金も住む場所もなく大変な思いをした。しかし、オーストラリアでの生活が落ち着いた後は、もうどこにも行きたくなくなったという。「イギリスには4回ほど行ったけど、うんざりしたわ。オーストラリアの自由なところが本当に好き」と述べた。

実は、ジュリア・ギラード現連邦首相も1966年にイギリスから家族でオーストラリアに移民してきた。首相は当時を振り返り次のように述べた。「自分は国籍授与式に出席することはなかったが、両親がこの国のことを本当に愛し、国籍取得に強い決意を持っていたことを覚えている。すべての国民が愛国心とオーストラリア人であるという誇りを持って協力し合ってほしい」。

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