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仙台市在住の豪人男性、行方わからず

【メルボルン13日AAP】   11日に発生した東日本大地震と津波で甚大な被害を受けた仙台市で暮らすメルボルン出身の男性が行方不明になっているが、母親は息子の生存に希望を持っている。

メルボルン南西部郊外にあるポイント・クック在住のメアリー・ブリファさんは11日、津波が日本を襲う数時間前の午後4時45分ごろ、息子のジェイソンさん(25)と話をしたのを最後に、連絡がとれなくなったと話した。

ブリファさんは、誰かがフェイスブックに息子を目撃したという報告をしているが、ジェイソンさんからの連絡はなく、心配しているという。「ジェイソンはいつもブログを書いている。でも9日以降更新がない。彼らしくない」とブリファさん。ブリファさんは、フェイスブックのコメントを見て息子が無事に見つかるのではないかとの希望を持てたが、本人と直接話すか、オーストラリア政府によって確認されるまでは心配し続けるだろうと語った。

ジェイソンさんは仙台市で英語教師をしており、当初は3月初旬にオーストラリアへ帰国する予定だったが、日本での滞在を6カ月間延長していた。

マグニチュード9.0の巨大地震によって発生した津波は日本の北東沿岸を襲った。今回の地震はアジアで過去最大の規模となった。13日の時点で、地震による死者は688名、行方不明者は642名、負傷者は1570名とされるが、この数字には仙台市の沿岸部で発見された約200名の遺体は含まれていない。

 

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