【ACT8日】 テレストラのネットワークで大規模な障害が発生し、オーストラリア全土で混乱が広がり、公共交通機関や数百万人に影響を及ぼした可能性がある。
テレストラは、トリプルゼロ(緊急通報)や公共交通システムを含め、数百万人のオーストラリア人に影響を与えた可能性のある全国規模の通信障害について謝罪した。8日には国内すべての主要都市で障害が報告されており、同国最大の通信会社は現時点で原因を特定できていないと述べた。
テレストラの最高財務責任者マイケル・アックランド氏は水曜朝、休暇中のCEOヴィッキー・ブレイディ氏に代わって記者会見に臨んだ。アックランド氏は原因について「悪意ある行為(サイバー攻撃など)」は排除されたと述べた。
「根本原因はまだ分かっておらず、緊急に調査している」と語った。障害は「断続的」に発生しており、引き続き調査中だという。また、この障害はトリプルゼロ通報に直接的な影響は与えていないと説明した。トリプルゼロ通報が試みられて失敗した場合には、安否確認が行われるとした。
テレストラの広報担当者は、「深くお詫びする」とし、サービス復旧は進んでいると述べた。「現在、通話およびデータ通信の約90%が正常に機能している。残りのサービス復旧に向けて全力で対応している。完全復旧まで引き続き情報を共有する」
また、ブースト・モバイル、アルディ、タンジェリン、エブリデイ・モバイル、ビロングといったテレストラ回線を利用する事業者でも問題が報告された。
テレストラは2024年後半、同年3月の類似障害に関する調査の結果、300万豪ドルの罰金を科されている。当時は自動システムの障害によりトリプルゼロへの通報ができなくなっていた。通信監督当局は473件の緊急通報規則違反を認定し、バックアップ用電話リストの誤りにより127件の通報が正しく接続されなかったと指摘した。
その後、テレストラは手順を見直し、独立したレビューを実施するとした。
WA州およびSA州では、トリプルゼロ通報にも影響が出ていると警察が確認した。一方、NSW州警察は「一部機器に影響はあるが、トリプルゼロシステム自体は影響を受けていない」と説明。「テレストラ端末からはつながらない可能性があるため、別の端末や固定電話、Wi-Fi通話の利用を推奨する」とした。
決済サービスのタイロでは、約8万店舗のエフトポス端末に影響が出た可能性がある。「一部顧客が4G接続できず決済できない状況が発生している。可能であれば有線やWi-Fi接続を利用してほしい」と呼びかけた。
コモンウェルス銀行の端末も影響を受け、一部店舗で接続不良が発生。同銀行は「オプタス回線への切り替えやWi-Fi利用」を推奨している。
NSW州やVIC州では通勤にも大きな影響が出た。VIC州のV/ラインは、通信障害により全列車が運行停止。「復旧見込みは現時点で不明。可能であれば移動を延期してほしい」と発表。NSW州でも通信問題により一部路線が運休し、代替バスの手配も困難な状況となった。また、ゲートが開けられず出勤できない、ウーバーが使えないといった影響も報告された。
障害を受け、店舗では現金のみ対応とするケースも出ている。
政府関係者は、この障害が「多数の通話や接続に影響している」と述べ、鉄道利用者への対応が進められているとした。
ソース:news.com.au – Telstra confirms ‘issue’ with network, thousands report outage in Australia