文化・芸能

Jラッシュを中傷 新聞社に慰謝料85万$

【シドニー11日AAP】  NSW州シドニーの連邦裁判所は11日、オーストラリア出身の俳優ジェフリー・ラッシュが共演の女優に「不適切な行為」をしたと報じ、名誉を大きく傷つけたとして、テレグラフ紙に対し85万ドルの支払いを命じたことが分かった。聴聞会が5月に再び開かれる予定で、賠償金は総額100万ドルに達する可能性もある。

 

連邦裁判所のウィグニー裁判官は、テレグラフ紙による中傷は「無責任で過激なジャーナリズムの中でも最も悪質なもの」と述べ、ラッシュの行為について訴えた女優のエリン・ジーン・ノービルが提出した証拠について「説得力もなく、信頼もできない」とする一方、ラッシュの証言についてはこれを受け入れると説明した。

 

ラッシュは閉廷後「関係する全員にとって極めて苦しい状況で、勝者はいない」と述べた。一方、ノービルは「私は真実を話した」とした上で、「演劇業界における本当の意味での文化革命を」とあらためて訴えた。また、再びお芝居に戻れることを楽しみにしていると話した。

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