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パテル医師訴訟 陪審員が評決を出せず

【ブリスベン15日AAP】   治療のためとして患者の大腸を不必要に切除した元外科医に対する公判が行われていたが、陪審員が全員一致で評決を出すことができず、同件に関する裁判は終了した。 2004年、QLD州バンダバーグ基地病院で、イアン・ボールズさんが良性ポリープの治療のためにジャヤント・パテル外科医にかかり、大腸の切除手術を受けた。被告であるボールズさん側は、切除は不要だったとしてパテル医師を告訴。パテル医師側は、ボールズさんは結腸がんを患っていた経歴があるため、がん再発を防ぐためにも切除は必要だったと訴えている。 同件に関する裁判の陪審員は男女各6人の合計12人。3日間にわたり、パテル医師の起訴内容について検討したが全員一致で評決を出すことができなかった。 被告のボールズさんは裁判後、「手術から9年が経った。常にこのことを考えている。今回の裁判で決着したかった」と述べ、再審が行われることを期待すると話した。ボールズさんは大腸切除後、人工肛門袋を常に持ち歩かなければならず、健康上にも支障を来しているという。 パテル医師はこの他にも、不要な手術や経験不足などから手術で複数の患者を死なせたとして過失致死罪や詐欺罪などで訴えられており、今後も別件で裁判に出廷する。

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