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潜在的な小児性愛者に救いの手を

【シドニー15日AAP】   性犯罪者の家族のためのヘルプラインの創設者が、政府は潜在的な小児性愛者が犯罪を犯す前に彼らを救う対策をとるべきだと訴えた。

インターネットで児童ポルノなどにアクセスしている人の家族を支援するサイト、Partnerspeak.org創設者のナタリー・ウォーカー氏は、小児性愛者は犯罪を起こして逮捕されるまで、精神的治療を受けることができないと指摘した。

「彼らが子どもたちを傷つけたいという衝動を感じて、助けを求めてカウンセリングを受けたいと言っても、支えるネットワークがありません。それに、カウンセラーは患者の心の病の治療と、子どもたちを保護するために患者のことを当局に報告する義務との間で、悩むことになります」。

また、児童保護団体「チャイルド・ワイズ」のスティーブ・ベチンスキー代表は、「私たちが彼らに援助の手を差し伸べれば、現実的な見通しとして、子どもたちが傷つけられるのを防ぐことになる」と述べ、小児性愛の原因を明らかにするために多くの研究が必要だと話した。

また、同代表は金融機関に、児童ポルノをオンラインで売買している人の顧客情報を、当局に提供して協力するよう訴えた。

チャイルド・ワイズ児童虐待ヘルプラインは、1800-991-099 へ。

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