【WA28日】 致死性のある「ハンタウイルス」の集団感染が発生したクルーズ船「MVホンディウス」から帰国した乗客6人について、豪連邦政府は隔離期間を延長すると発表した。対象者はオーストラリア人4人、永住者1人、ニュージーランド人1人で、現在はパース近郊ブルズブルックの隔離施設に滞在している。
当初は約3週間の隔離予定だったが、ウイルスの潜伏期間が最長42日とされることから、保健当局の助言を受けて6月23日まで延長される。連邦保健相マーク・バトラー氏は、全員が現在も健康状態を維持しており、症状は確認されていないと説明した。
問題となったクルーズ船では、これまでに13人の感染が確認され、3人が死亡。世界保健機関(WHO)も状況を注視している。ハンタウイルスは主にネズミの排泄物や唾液などを介して感染するウイルスで、人から人への感染は極めて稀とされる。一方、今回の事例では船内という特殊環境で感染が拡大した可能性が指摘されている。
乗客らは今月、スペイン領カナリア諸島から政府手配の航空機でWAへ移送された。豪政府は「予防的措置」として厳格な検疫対応を続けており、感染拡大防止を最優先に対応を進めている。
ソース:abc.net.au – Hantavirus cruise ship passengers have WA quarantine period extended