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新型ウィルス 国内で5人目の感染

【シドニー27日AAP】   国内で5人目となる新型コロナウィルスの感染が確認された。

NSW州で27日、ニューサウスウェールズ大学の女学生(21)が陽性を示し、国内で5人目の感染が確認された。女性は23日、武漢から最後となるフライトでシドニーに到着した。女性は24時間以内に症状を表し、直ちに隔離された。国境警備局員は中国から到着する全航空機で、具合の悪い乗客のチェックや保健関連情報を配布を行っている。到着ロビーでもアナウンスが行われている。

連邦のマーフィー医務部長は「中国の湖北省外で人から人への持続的な感染はない」と述べた。症状が出る前の潜伏期間に感染しないSARSやMERSに似ているという。

モリソン連邦首相は全国保安委員会(NSC)を招集し、国内での流行阻止と国際対応について協議した。国内当局は、世界保健機関(WHO)と国際的専門家に至急のアドバイスを求めている。

政府は武漢市や湖北省に残るオーストラリア人の帰国をできる限り支援したい考えだ。これまでに、現地に家族などがいる385人が政府の緊急ヘルプラインに電話した。

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