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オンライン詐欺 高齢者は特に注意

【キャンベラ28日AAP】   オーストラリア犯罪学研究所(AIC)が行った調査から、オンライン詐欺の犠牲になる可能性が高いのは中高年齢層であるとわかった。

2011~2012年に実施された詐欺事件に関する調査で、AICは2695人から回答を得た。およそ3分の1が最初の接触はEメールと答えたが、手紙や電話、テキストメッセージによるものもあった。

デートサイトの被害に最も遭いやすいのは年齢45~55歳。AICは離婚や孤独感などが要因とみている。妻の死後にデートサイトを利用したポールさん(72)は、ガーナ出身の“セリナ”という女性と交際をはじめ、合計20万ドル以上を支払った。

「自宅で仕事」の詐欺犠牲者のおよそ3分の1は、45~54歳だった。

コンピューターに不具合があるとして支援・修理代を要求する詐欺の犠牲者は、65歳以上が多かった。また、詐欺に騙されて送金する可能性もこの年代で高かった。一方で65歳以上は、24歳未満の若者に比べて個人情報を明らかにする可能性が低いことも、調査からわかった。

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