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妊娠中の鎮痛薬の服用 専門家が注意を喚起

【キャンベラ24日】   妊娠中の市販の鎮痛薬パラセタモールの服用に対して、医療専門家たちが警鐘を鳴らしている。

 

世界各国の90人以上の科学者、臨床医、医療スタッフなどの専門家たちによると、パラセタモールは子宮内の胎児の発達に影響を及ぼす可能性があると言及しており、パッケージに妊娠中の服用の注意書きを記載するように訴えている。

 

24日に発表された医学雑誌Nature Reviews Endocrinologyの合意声明の中で、妊娠中のパラセタモールの影響についての懸念材料を挙げ、究明するためにさらなる調査が必要だと述べている。

 

しかし、フリンダース・メディカル・センターに勤務する薬剤師であるグルゼスコウィアック医師は「懸念されている妊婦への危険性は非常に少なく、ほとんどの女性が鎮痛薬を服用しても問題はない」と反論している。

 

パラセタモールの影響で、子供への停留精巣、思春期早発症、ADHDなどの可能性があると懸念されているが、今の所十分な証明はされていないという。同医師は「何れにしてもこの分野での研究をするのは賛同する。より良い対処のためには、より良い証明が必要になる」と述べた。

 

同声明文の中では、妊娠中に鎮痛剤が必要な際には低用量の服用を提唱しており、不安な点がある場合には、薬剤師、医師、助産師に相談するように訴えた。

 

ソース : news.com.au -Experts urge caution for pregnant women using paracetamol

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