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デジタル入国カードを全国の国際空港に導入へ

【ACT12日】   政府は空港の近代化の一環として、紙の入国カードを廃止し、デジタル化を進める方針を示した。今後は、海外から到着するオーストラリア人や観光客は、入国に必要な税関申告や渡航情報を含むデジタルカードをオンラインで入力することになる。

取り組み自体はすでに試験運用されており、2024年10月以降、シドニー、メルボルン、ブリスベンに到着するカンタス航空便で45万人以上がデジタル専用カードを利用している。この制度は2026年末までにパースとアデレードへのカンタス便にも拡大され、その後12〜18か月以内に全国の国際空港および港湾へ展開される予定だ。

当初はウェブページでの入力となるが、今後は業界と連携し、アプリ内機能としての導入も検討されている。政府によると、試験運用では「大きな成功」が確認されているという。

ドン・ファレル観光相は、「到着手続きが簡素化・迅速化されれば、訪問者は書類記入に費やす時間を減らし、オーストラリアを楽しむ時間を増やせる」と述べた。同制度の本格導入には、4年間で5610万豪ドルの予算が投じられる。

デジタル化により、事前の情報収集が可能となり、手続きの効率化や手作業の削減、リスク評価におけるデータ精度の向上が期待されている。また政府は、感染症などのバイオセキュリティ上のリスクや国際的な事象への迅速な対応も可能になるとしている。

トニー・バーク内務相は、「この近代化はオーストラリアの繁栄と国家安全保障に不可欠だ」と強調した。さらに、ジュリー・コリンズ農業相は、入国前からリスク情報を把握できるようになることでバイオセキュリティの強化にもつながると説明した。

「2022年以降、20億豪ドル以上をバイオセキュリティ対策に追加投入しており、その水準を妥協することはない」と述べた。同制度は、2032年のブリスベン五輪・パラリンピックに向けて増加が見込まれる旅行者への対応や、空港・クルーズの出入国手続きの改善にも寄与すると期待されている。

ソース:news.com.au – Digital passenger cards to be rolled out at all Australian international airports

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