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動物園が展示一時閉鎖 鳥インフルから動物守るため

【ACT12日】   オーストラリアの動物園や野生動物公園は、鳥インフルエンザの拡大から動物を守るため、展示の一時閉鎖など大規模な対策を取っている。

致死性の高いH5系統が国内で確認されたことを受け、各施設は感染拡大を防ぐため大幅な対応変更を余儀なくされている。その変更は目立たないものもあるが、来園者にとって明らかに分かるものもある。

アデレード動物園では、来園者が歩いて入れる鳥類展示エリア(ウォークスルー型の鳥舎)を一時閉鎖し、リトルペンギンの体験プログラムも中止した。また、フクロウやコンゴウインコなどの飛行能力を披露するバードショー(自由飛行ショー)も中止している。同園などを運営する団体のフィル・エインズリー最高経営責任者は、鳥インフルの侵入に備えた準備は数年前から進めてきたと説明した。

パース動物園でも、動物保護のためにさまざまな予防措置が導入されている。追加のバリア設置、注意喚起のサイン、手指消毒ポイントの増設などが行われており、コロナ禍での対策を思わせる内容となっている。また、飼育エリアの一部改修も進められており、野生の鳥と園内の動物との接触を減らすことが目的だ。具体的には、西部ミカドインコ、ナンバット、クロオウムなどの絶滅危惧種の生息エリアに屋根を設置するなどの対策が取られている。

さらに、特定エリアでは職員や来園者に対し、足元カバーなどの個人防護具(PPE)の着用を求めることも検討されている。同園のデイビッド・ヴァン・オーラン園長は、海外の動物園の対応を参考に準備を進めてきたと述べた。最大のリスクは、野生の鳥が園内に入り込むことだとし、水辺などがある施設の特性上、それは避けられないと指摘する。

現時点ではウォークスルー型展示の閉鎖には至っていないが、今後の状況次第では検討する可能性があるとしている。一方で、「動物園は通常通り営業しており、来園を控える必要はない」とし、学校休暇期間中の来園を呼びかけた。また各動物園は、病気の鳥を見つけても動物園へ持ち込まないよう強く呼びかけている。

シドニーのタロンガ動物園では、新たに持ち込まれる動物に対する厳格なルールを導入し、鳥を持ち込む前に必ず事前連絡するよう求めている。

今回の鳥インフルは世界的に拡大した後、最後にオーストラリアへ到達したため、国内では事前準備を進める時間があった。国内初のH5感染は6月20日、WA州南岸で発見された渡り鳥で確認された。その後、WA州で5件、SA州で2件、NSW州で1件の感染が確認されている。さらに今週後半には、SA州で在来種の鳥における初の感染例も確認された。

体調不良や死亡した鳥を見つけた場合は、触れずに緊急動物疾病ホットライン(1800 675 888)へ連絡するよう呼びかけられている。

ソース:news.com.au – Zoos closing exhibits in bid to protect their animals

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