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体外受精治療に2000ドル補助 NSW

【NSW29日】   NSW州政府は国内で初めて、体外受精(IVF)など不妊治療を行う女性に最大で2,000ドルの財政補助を行う見通しだ。

州政府は2022/23年度の予算案で不妊治療に8,000万ドルを充て、患者の負担を軽減する。治療費の補助だけでなく、治療前の受胎検査の補助、がん患者などの卵子保存に対する補助の増額、教員や看護師を含む公務員に対する5日間の有給不妊治療休暇などが含まれる。

NSW州で民間の不妊治療病院に通う女性およそ1万2,000人恩恵を受ける。さらに6,200人近くは公立のIVF体外受精治療を受けられる。

キアン州財務相は「不妊治療は法外に高い。家計と家族計画の難しい選択に迫られることはない。数千の家族に赤ちゃんを迎える夢をかなえる手助けができて誇りに思う」と話した。

10月1日以降治療を行う人を対象とし、来年1月1日から補助金を申請できる。認可されたクリニックで治療を受け、治療費に応じて補助金額も変わる。

カップルの6組中1組が不妊問題を抱えるとされる。また、国内の出産20件中1件は何らかの不妊治療を経ている。

ソース: news.com.au – NSW women set to receive $2000 cash rebate for IVF treatment

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