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2万人が新型コロナに再感染 NSW

【NSW28日】  NSW州の保健当局が行った調査によると、新型コロナウイルス・オミクロン株の感染爆発が起きた今年1月に同ウイルスに感染した63万9,430人のうち、その後5か月間で再び感染した人が2万人以上と、全体の3.2%を占めていることが分かった。

調査では、最初の感染で7日間の隔離生活が終了してから4週間が経過した後の感染、または最初の感染で行った検査で陽性反応が出てから36日以降の感染を「再感染」と定義している。

再感染を経験した女性マリア・コレラさんは、ワクチン接種を完了していたが3月に感染し、5月に再び感染した。最初の感染では、胸が苦しく歩行が困難などの症状に見舞われ、完全に回復するのに6週間かかったという。二回目の感染では、最初と似ていたが軽い症状で、症状も数日間続いただけだった。

シドニー大学の小児科医で予防接種専門医のニック・ウッド医師は、理論上は最初の感染である程度の自然免疫を獲得し、二回目は感染しにくくなるとしている。ただ、個人の免疫力、ワクチン接種状況など様々な要因が、2回目の感染の症状を左右するとした上で、通常は2回目、3回目のほうが最初の感染より症状は軽いと説明した。

ウッド医師によると、オミクロン株の亜系統BA.4とBA.5は、ワクチンによって促進された免疫や、過去の感染によって作られた免疫のどちらも回避する感染力があるという。

 

ソース:abc.net.au-NSW Health data shows more than 20,000 people have been reinfected with COVID-19 this year

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