生活

週休3日制や1年の育休など提案 上院委員会

【ACT10日】  国民の働き方と介護について協議する上院議会の調査委員会は10日、週休3日制や一年間の有給による育児休暇などを含む33の提言を行ったことが分かった。このほかにも多文化対応のケアサービスをさらに充実させることや、その他のケアサービス分野における昇給を後押しすることなどを提言している。

提言の目玉の一つは、連邦政府が週休3日制を公共セクターで試験的に導入するもので、「100:80:100モデル」を採用するよう提唱している。これは、従業員の給与は100%の水準を維持しながら、勤務時間はこれまでの80%に抑え、生産性は100%を維持するというもの。

委員会はさらに、週休3日制を試験的に導入の効果について大学に調査を委託し、人々の生活が向上したか、無給によって行われる介護の男女差に変化はあったかなどについてまとめることを提言した。このように、従来型の仕事に関する考え方を大きく覆すような提言が多く行われている。

連邦政府と自由党・国民党連立は提言について、原則的には支持するとした一方、これら全てを実行するのは現実として難しいとの見解を示した。ただ、他の委員会やタスクフォースからの提言を支持するものは多数あるとしている。

 

ソース:abc.net.au-Four-day work week trial and year of paid parental leave recommended by Senate committee

 

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