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教師不足で必須の外国語教育を断念 ACT

【ACT14日】   キャンベラ郊外の13公立校で、教師不足を理由に必須の外国語教育が断念されている。首都特別区域(ACT)政府はオンラインなど代替法を模索中だ。ACTで最も教えられているのは日本語。

外務省と各国外交官を抱えるにもかかわらず、ACTの外国語教育ネットワークはまばらだ。外国語教育が断念されている学校の多くは、キャンベラ南部のタガーアノング地域。ACT保護者協会(PCA)のベロニカ・エリオットさんは、「外国語教育は、住む場所によってはならない」「外国語教育は文化について学び、地域の多様性を促進する」と話す。

ACTでは公立校の3~8年生に対し、中国語、インドネシア語、日本語、韓国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語のいずれかを教えるよう義務付けられている。小学生は週60分、ハイスクール生は週150分学ぶことになっている。

ACT教育理事会は、中心となる学校からオンライン授業の配信、言語学校キャンベラ・アカデミー・オブ・ランゲージや外部の言語学校などとの連携を視野に入れている。

別の問題として、小学校とハイスクールで学ぶ言語が異なる。ベルコネンの小学校の多くでフランス語が教えられるが、フランス語を教えるハイスクールや大学は少ない。

キャンベラ各地の小学生がイタリア語のバイリンガルプログラムのあるヤラルンラ小学校に通うが、連携するアルフレッド・ディーキン・ハイスクールへの入学は学区外として断られる。同小学校P&Cは、バイリンガルへの道が絶たれるとして、学区外生徒が同ハイスクールに進めるようACT政府に呼びかける。

ACTの公立校で最も教えられ、人気が高いのは日本語。レイク・タガラノング・カレッジで日本語を学ぶ12年生のダミエン・ハートリーさんは、将来通訳を目指す。パンデミック中もオンランで学び続けた。

ソース: abc.net.au – Growing number of Canberra schools failing to teach foreign languages amid teacher shortage

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