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4学期から校内で携帯電話の使用禁止 NSW

【NSW5日】  NSW州内の学校では、今月9日から携帯電話の使用が全面禁止となる。登校中と下校中の使用は可能だが、授業中や休憩時間などの使用は出来なくなる。保護者からは歓迎する声もある一方、携帯電話を使った支払いが出来なくなったり、薬の服用時間を知らせるアラームが使えなくなるなど、不便な点を指摘する声も上がっているようだ。

SA州、NT準州、VIC州、WA州ではすでに学校での携帯電話の使用を禁止している。NSW州のミンズ首相は今年初め、学校で携帯電話を禁止することで成績アップやいじめの予防、生徒や教員間の交流促進につながるとの見解を示していた。

学校での携帯電話の使用禁止について、保護者の一人は、「息子は学校で昼食を購入する際に携帯電話で支払いを行っていたが、今後はカードを持参しなければならない」と述べた。また他の保護者は、「来年7年生になる子どもが薬を飲むためにアラームを使っている。新しい規制は十分な検討が行われていないのではないか」と話した。

一方、禁止に対するネガティブな感想は完全に不当なものとの見方もある。また、医療的な観点から必要と判断される場合、例外はもちろん認められるだろうと指摘するなど、新たな規制を歓迎する声も少なくないようだ。

NSW州内ではすでに、小学校で携帯電話の使用を禁止している。また、多くの高校ですでに規制を導入しており、授業中は携帯電話をロッカーやかばんに入れたり、授業前に携帯電話を預かるなどしている。

 

ソース:news.com.au-Parents debate over big change introduced across NSW schools

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