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チャールズ国王の1ドル硬貨 流通開始

【ACT7日】  王立オーストラリア造幣局が発行した、チャールズ国王の横顔をモチーフとした1ドル硬貨の流通が全国で開始されたことが分かった。初回の流通では350万個が金融機関などに配布され、母親である故エリザベス女王のモチーフと合わせて製造が行われる見通しだ。

新たな硬貨は英国ロンドンの王立造幣局でデザインされ、完成した肖像は王室からの承認を得たものとなっている。

連邦政府のリー財務相補佐によると、チャールズ国王のモチーフは左側の頬を正面に向けており、エリザベス女王とは反対。リー財務相は「オーストラリア国民のほとんどは、国王が描かれた硬貨を手にとるのはこれが初めてでしょう」、「これらの硬貨の製造には多くの労力が費やされており、何百万人もの人が自分だけの小さな歴史の記念を手に入れたいと思うでしょう」と述べた。

少なくとも17世紀まで遡って、硬貨のモチーフとなってきた歴代君主は前の君主と反対を向いており、チャールズ国王もこれにならい右側面が正面のエリザベス女王とは反対に左側面を見せているという。

チャールズ国王をモチーフとした硬貨は今後、金融機関などの需要に基づき2024年以降、順次発行される予定だ。また、国王の頭部をあしらった収集家向けコインや投資用コインも発売される見通しだ。

オーストラリアが1960年代にドルとセントへ切り替えを行って以来、10進法通貨に登場する君主はチャールズ国王で2人目となる。

 

ソース:news.com.au-Australian Royal Mint releases new $1 King Charles coin into circulation

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