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オーパルタワー住人 数百万ドル支払で合意か

【NSW21日】  NSW州シドニーで2019年に建物の地下に亀裂が見つかり居住できなくなっているマスコット・タワーについて、補償に関する最新提案が住民の75%の支持を得たもようだ。補償に関するやり取りは141の住民と商業施設の所有者、複数の銀行、第3社のバイヤーグループによって行われ、タワーに住宅を所有し、居住していた人は数百万ドルを受け取るという。

タワーの居住が不可能となって5年が経過し、タワーを購入した所有者たちの資産は購入当初から数分の一まで低下した。

NSW州建築委員会のデビッド・チャンドラー委員長が交渉の手続きを主導。同委員長の提案は、12月下旬の一連の非公開会議で所有者に伝えられたが、すでに住宅ローンを完済している所有者への支援が含まれていなかった。これらの所有者と投資家への支援を含めた新提案が、所有者の75%の支持を得たようだ。

チャンドラー委員長は、「(提案は)完璧ではないが、人々が生活を続けられるようにするには十分だ」と述べた。一方、NSW州政府は、最終提案の中で、所有者の住宅ローンを最大40%割り引くという、銀行からの支援を確保したと述べた。持ち家でタワーに住んでいた人が、住宅売却後に住宅ローンが残っている場合は、政府が残りを負担することになる。

政府の支援は、第三者コンソーシアムへの土地売却にかかっており、コンソーシアムは総額約3,000万ドルで購入する予定だ。

 

ソース:abc.net.au-Mascot Towers apartment owners in Sydney close to securing millions in payout from NSW government and banks

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