一般

オーストラリアのスラング、英語辞書に正式掲載

【ACT1日】   オーストラリア特有のスラングが、英語の進化を記録する歴史的資料の一部として認められた。「イエー、ナァ(yeah, nah)」のような表現もその一つだ。

オックスフォード英語辞典(OED)は、新たに17のオーストラリア英語の単語や表現を収録したと発表した。「イエー、ナァ」「ドンキー・ボート(適当に投票すること)」「チェックアウト・チック(レジ係の女性)」といった日常的な言い回しが、オーストラリア英語への貢献として認められた。

この辞典は年に4回更新されるが、オーストラリアの単語が追加されるのは毎年6月のみとなっている。これらに加え、オーストラリア軍に由来する「ドゥーオーバー(やり直し)」や、「フロッグ(がり勉、または役立たず)」、そして「トゥ・アーク・アップ(怒る、反発する)」といった言葉も収録された。

OEDの世界英語担当エグゼクティブ編集者ダニカ・サラザール氏は、新語の選定にあたっては綿密な調査が行われ、「可能な限り客観的かつ科学的」であるよう努めていると説明した。「単語を調査する際には、その言葉が適切な場所で、ある程度の頻度で使われている証拠を見つける必要がある」と彼女は語った。また、「オーストラリア人は、自分たち独自の英語の使い方に誇りを持っており、それがOEDのような辞書に認められることを前向きに受け止めている」と述べた。

これまでにOEDに収録されたオーストラリア由来の言葉には、「ランガ(赤毛の人)」「チキンソルト(味付け塩)」「セルフィー(自撮り)」などがあり、「セルフィー」は2002年にオーストラリアで初めて使われたとされている。

サラザール氏は、「イエー、ナァ」のような表現は「オーストラリアにおける文化的重要性」から選ばれたと説明。他国でも使われることはあるが、特にオーストラリア的な表現として認識されているという。「オーストラリアの言語学者たちもこの表現について研究しています。文化的に重要な意味を持つため、辞書に記録すべきだと判断した」と語った。

またOEDは、言葉の歴史的背景も重視しており、「ドンキー・ボート」のような表現はベンジャミン・フランクリンの時代にまでさかのぼることができるとしている。さらに、収録にあたってはさまざまな資料が参照され、ソフトウェアを使って言葉の使用頻度や歴史的な出現状況、メディアでの使用例、ウェブサイトへの投稿なども分析された。

「私たちがしているのは、その言葉に英語の歴史の中での位置を与えることだ。それがOEDの役割だ」とサラザール氏は述べた。「英語がどのように進化してきたかを示すものであり、その物語は、英語が話されている世界各地から生まれた言葉を含めなければ完成しない」

ソース:news.com.au – Australian slang immortalised in English dictionary

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら