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母の日なしに エリート校の対応に批判

【NSW9日】  NSW州の私立エリート校、ハンター・バレー・グラマー・スクールで今年、母の日に合わせて生徒たちがプレゼントを購入する「母の日の売店」を「家族のギフト店」と改名したことに対し、一部の保護者から不満が噴出したもようだ。ある母親は「Wokeのイデオロギー」を拡散していると批判している。

NSW州ニューキャッスルから40キロメートルのメイトランド(Maitland)にある同校では、キンディーから6年生までの生徒が10日、母の日の贈り物を購入できる売店を設置する。今年はこれをさらに多様的なものとするため、母親に限定せず「愛する人たち」と変更した。

母親の一人は、社会問題に対し認識や理解を深めることを意味するWokeの考えが持ち込まれていると指摘。「多様性の受け入れを装って、母の日のような大切な伝統を消し去ろうとしていることを深く懸念している」と述べた。

昨年から、多くの保育所や幼稚園が母の日の行事を中止し、「両親」や「家族の日」を選択している。幼児教育擁護団体のEarly Childhood Australiaは先に、母の日と父の日に「多様な」家族を傘下させるためのガイドを教育関係者に配布。「我々は母の日と父の日が祝うべき重要な日であることは知っているが、多様な家庭の子どもたちにとっては厄介な日である可能性がある」と呼びかけた。

 

ソース:news.com.au-‘Woke ideology’: Elite private school wipes Mother’s Day

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