【VIC4日】 サッカーオーストラリア代表(サッカルーズ)がワールドカップで惜しくも敗退する中、VIC州のパブリックビューイング会場で4人が逮捕された。
サッカルーズはPK戦の末に敗れ、大会から姿を消したが、その最中に複数の発煙筒が使用され、4人が起訴される事態となった。VIC州では、「危険物(爆発物)法」により発煙筒の所持や点火は違法とされている。
VIC州警察によると、逮捕は2カ所のライブサイト(パブリックビューイング会場)で行われた。数万人のファンが寒い冬の朝にもかかわらず集まり、2026年ワールドカップでの最後の試合となった一戦を応援していた。
フェデレーション・スクエアには約7500人が集まり、試合中に11本の発煙筒と1つのスモーク装置が使用された。オーストラリアが1-1に追いついた直後、エジプト代表DFモハメド・ハニーのオウンゴールを祝う中で、そのうち6本の発煙筒が点火され、投げ込まれた。この騒動で、1人の男性が救難信号の所持および危険物の発射で逮捕され、さらに3人が発煙筒所持で逮捕された。また、未成年の1人も発煙筒所持で逮捕されたが、その後は捜査継続を条件に釈放された。
別の会場であるAAMIパークでは約6000人が集まり、入場時のセキュリティチェックで2人が武器を所持していることが判明し、罰金通知が出された。さらに2人がピッチに侵入したとして退場を命じられた。逮捕された4人はいずれも釈放され、後日召喚状により起訴される見込み。
警察は逮捕があったものの、全体として観客の行動は良好だったと評価し、PK戦での敗退に対してファンに同情を示した。
サッカルーズは延長戦でも決着がつかず、エジプトとの試合は1-1のままPK戦に突入。激戦の末に敗退した。選手のジャクソン・アーヴァインは試合後、「最後の最後まで戦い抜いた。PKでの敗戦は残酷だが、120分戦った後にキッカーとして名乗り出るには大きな勇気が必要だ」と語った。
今回の敗戦により、「優勝したら1週間休み」という話も立ち消えとなった。アンソニー・アルバニージー首相は、大会優勝時には全国的な休暇を与える可能性を冗談交じりに語っていたが、PK戦での敗退により実現しなかった。
試合は4日早朝(豪東部時間午前4時)に行われ、全国のパブやバー、ライブサイトに多くのファンが集まり、さらに数百万人が自宅で観戦したとみられる。なお、イギリスの企業「Squawka」によると、サッカルーズの優勝オッズは300対1とされていた。また、首相は別の講演で、サッカルーズについて「多文化社会オーストラリアの象徴だ」と評価していた。
ソース:news.com.au – Four arrested in Melbourne after Socceroos heartbreaking World Cup loss