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NSWで初のH5型鳥インフル確認

【NSW4日】   NSW州で初めて、H5型の鳥インフルエンザ感染が確認された。動物専門家は、オーストラリア固有の野生動物への影響に懸念を示している。

今回感染が確認されたのは、ホークス・ネスト付近で発見されたオオフルマカモメで、検査の結果、鳥インフルエンザ陽性と判明した。これでオーストラリア国内のH5型感染は計6件となり、WA州で4件、SA州で1件、そして今回のNSW州が加わった。NSW州保健当局は、現時点で商業用の家禽や飼育鳥、その他の野鳥への感染拡大は確認されておらず、人へのリスクも低いとしている。

タラ・モリアーティ農業相は、「州政府は今回のような事態に備えて準備を進めており、産業界と地域社会を支える明確な計画がある」と説明。「現時点では渡り鳥1羽に限定されており、養鶏産業や国内の野生動物への影響は出ていない」とし、「鶏肉や卵の供給にも影響はないため、これまで通り購入してほしい」と呼びかけた。

一方で専門家は、新たなH5型がオーストラリア特有の動物に与える影響について懸念を強めている。シドニー大学の家禽学講師ホセ・キンテロ氏は、「オーストラリアの野生動物は独自の進化を遂げており、新しい感染症に対する耐性が低い可能性がある」と指摘。「タスマニアデビルやコアラ、カンガルーにどのような影響が出るかは未知数で、大きな懸念だ」と述べた。

H5型は主に鳥類に影響するが、海外ではすでに哺乳類にも広がっており、深刻な被害をもたらしている。最近では、南極近くのオーストラリア領ハード島・マクドナルド諸島でアザラシのコロニーに感染が広がり、ゾウアザラシの子ども1万3000頭以上が死亡したと報告されている。

現時点では、感染はオーストラリアを通過する渡り鳥に限定されているが、在来の野鳥に広がれば急速に拡散する恐れがあるという。専門家は、弱っている鳥や死んだ鳥を見つけても触らず、すぐに当局へ報告するよう呼びかけている。

なお、ニューカッスル北部ホークス・ネストで見つかった別の個体についても検査が進められており、確定すれば国内感染例は7件に増える見込み。H5N1とも呼ばれるこのウイルスは世界各地で猛威を振るっており、オーストラリアは最近まで唯一感染が確認されていない大陸だった。

ソース:news.com.au – Health officials confirm first case of H5 bird flu in NSW

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