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GC市が短期宿泊施設の税率アップ 宿泊費値上げも

【QLD7日】  QLD州ゴールドコースト市は、観光客を対象とする短期宿泊施設の家主に対し、課税率を26.21%引き上げると発表した。今後、割増分が利用者に転嫁される可能性があり、宿泊料金が値上がりするとの見方が強まっている。

ゴールドコースト市のティム・テイト市長は、家主は商業的利益を上げており、それを補うために利率を引き上げたと説明。短期宿泊施設の所有者が「少しの利子」も支払わず私腹を肥やすのは不公平との見解を示した。

2024年5月現在、ゴールドコースト市に登録された短期宿泊施設は1万1,430件で、テイト市長は「毎週末パーティーが開かれ、集まるのはいつも違う人たち――そんなときは通報して下さい。騒音が酷い場合には警察を連れて駆け付けます」と述べ、商業用として登録されていない施設があれば「通報」するよう呼びかけている。

一方、QLD州とNSW州で民泊エアビーアンドビーの物件を管理するジェマ・ラング氏は、利率が引き上げられても家主たちが短期賃貸市場から撤退し、長期賃貸市場に参入する可能性は低いとの見方を示した。また、宿泊料金を引き上げて収支のバランスをとっているとし、「家主へのダメージはほとんどない」と指摘した。

さらに、QLD州不動産協会のアントニア・マーコレラ氏は、「利率の引き上げは住宅不足の解消方法として正しいと思えない」と述べ、家主のような投資家を罰するよりも、供給を増やすことに重点を置きたいと話した。

 

ソース:abc.net.au-Rate hike likely to impact short-term rental prices on Queensland’s Gold Coast

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