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パウチ型ニコチン製品の流入急増 2年で10倍

【ACT14日】  国内でニコチンを含む使い捨てベイプ(電子たばこ)の輸入規制を強化する中、新たにパウチ型のニコチン製品が流入しているとして、当局が警戒を強めている。当局が今年押収したパウチは130万個以上と過去2年間の10倍の量に達している。

パウチ型ニコチン製品は米国のソーシャルメディアやポッドキャスト・チャンネルで販売され、1年ほど前から爆発的に人気を集めている。ブリティッシュ・アメリカン・タバコのニコチン・パウチブランド、ヴェロ(VELO)はフォーミュラ1(F1)チーム、マクラーレンのスポンサーだ。

パースを拠点とする国境警備隊のジェームス・ペイン警視総監によると、主に中国とヨーロッパからの流入が多いという。

また、シドニー大学でたばこ規制を専門とするベッキー・フリーマン氏によると、パウチには有機ニコチンか合成ニコチンが含まれており、フレーバーや濃度も多種多様だ。同氏は口の中に入れて使用するため目立つことなく使用できる点が若者にとって魅力なのかもしれないと指摘している。

国内で市販されているニコチン入りパウチのニコチン含有量は非常に高く、禁煙補助剤としてのパウチの販売は認められていない。処方箋がある場合のみ個人使用のために輸入することは可能となっている。連邦政府は今年1月にベイプの輸入を禁止し、今後は治療用でないベイプを対象に国内での製造、広告、供給、商業的所持を違法化することを視野に入れている。

 

ソース:news.com.au-A million nicotine pouches seized at Aussie borders this year

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