【NSW8日】 シドニー大学では昨年、性的暴行やセクシャルハラスメントの被害にあった職員と学生の数が約250人に達したことが、このほど発表された性的不正行為に関する年次報告書で明らかになった。「キャンパスが安全な場所となるまでには長い道のりがある」としている。
報告によると、2022年以降で性的不品行に関する報告件数は121件から246件と2倍以上に増加した。このうち87.8%は事件に関し大学が調査を行うことや特別な対策を講じることを希望しなかった。一方、事件の半数は在籍学生や職員による報告ということ以外に「大学と関係ない事例」と分類されている。
シドニー大学のマーク・スコット副学長は、教職員と学生へのメッセージの中で、報告件数の増加について「報告やサポートといった選択肢に対する意識の高まりが反映されている可能性がある」と述べた。また、パンデミック後に学生たちがキャンパスに戻ったことも影響しているとの見方を示した。
スコット副学長は、大学は広い意味で社会の縮図だとし、社会的な課題は一人で解決できるものではなく、学生や職員を守るために出来る限りのことを行っていく責任があると話した。さらに、「予防策、報告方法、サポートサービスを向上させるために多大な投資を行ってきたが、やるべきことはまだある」と述べた。
ソース:news.com.au-Sexual assault, harassment reports at Sydney University more than doubled last year
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