【ACT12日】 オーストラリア健康福祉研究所(AIHW)が発表した、2024年度オーストラリア疾病負担調査によると、オーストラリア人にとって病気の最大の要因が、飲酒や喫煙を抜いて肥満となったことが分かった。調査書は政府に対し、肥満を予防する取り組みが必要と訴えている。
テリー・スレビン准教授によると、国内では疾病負担が過去20年間で10%減少した。たばこ規制の努力が実を結び、たばこによる死亡は2004年から減少している。スレビン准教授は、公衆衛生政策が国民の健康と長寿に重要な役割を果たしているとし、「オーストラリアは公衆衛生で一定の進展がある一方、戦いは終わっていない」と警告した。
一方、スレビン教授は肥満が進行していることに危機感を示し、「肥満と太り過ぎは予防可能な死亡と病気の主な原因となっており、疾病負担の8.3%を占めている」と指摘。「肥満のアクセルを踏み続けるのではなく、まずそのスピードを緩めることから始めよう」と述べた。
報告書によると、疾病負担の3分の1が予防可能だ。スレビン准教授は、「オーストラリアの医療システムは依然として治療に焦点を当て、より多くの人々が健康でいられるよう慎重な投資が行われていない」と述べた。
ソース:news.com.au-Australia ‘can’t afford to be complacent’ as major health issue leapfrogs alcohol and tobacco
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