【NSW6日】 今後数日、暑さを避けて地元のビーチに出かけようとしているシドニー市民は、悪臭を放つ光景に直面するかもしれない。
現在、シドニーの海岸には大量の海藻が押し寄せ、泳ぎに来た人々は腐敗した昆布の山に悩まされている。特に被害が大きいのは市北部のビーチで、ディーワイの住民は流入の影響を最も強く受けている。この自治体区域のビーチはもともと海藻の影響を受けやすく、キャベジ・ツリー・ベイやロングリーフ・ビーチには大規模な昆布の藻場が存在している。
今回打ち上げられた大量の海藻は、年末年始にかけてNSW州沿岸を襲った大きなうねりと関係している可能性がある。この期間、多くのビーチが高波のため閉鎖された。ノーザン・ビーチズ市議会は、「大きな波が発生すると、沖合の昆布の藻場がはがされ、最終的に多くのビーチに打ち上げられる」としている。
これらの昆布の山は、今後数日間そのまま腐敗するに任される見込みだ。市議会の方針では、海藻は「ビーチ環境の自然な一部」であり、「重要な沿岸プロセス」であるとして、砂浜から除去しないことになっている。「浜に打ち上げられた昆布は、失われた砂が回復するための理想的な構造的支えとなり、結果として砂浜の基盤再生を助ける。腐敗した海藻は人間にとっては不快な臭いを放つが、生態系にとっては重要な栄養源となる」と市議会は述べた。
シドニー東部のクージー・ビーチも大量の海藻の影響を受けているが、ランドウィック市議会は環境保全を理由に海藻を残す方針を取っていないため、住民は長く悩まされずに済むかもしれない。ランドウィック市のディラン・パーカー市長は、「住民や訪問者に楽しんでもらうため、毎日ビーチを整備し、清潔な海岸を維持していることを誇りにしている」と述べた。雨や曇りが続いたことで多くの海水浴客は遠のいているが、今後は状況が変わる可能性がある。
昆布を撤去すべきかどうかをめぐり、地元住民の間では議論が続いている。「自分だったら、今朝すぐに市のトラクターを出して集め、堆肥として使う」とSNSに書き込んだ住民もいる。
一方で、「文句を言うのはやめて、自然の沿岸プロセスがもたらしたビーチコーミングの機会を楽しむべきだ。子どもたちにとっては学びの場で、生物多様性の宝庫だ。消毒されたようなビーチでは得られない経験だ」との意見もあった。中には、海藻を持ち帰って庭で天然の肥料として使う住民もいる。
ソース:news.com.au – Sydney beaches full of seaweed as kelp clogs sand