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公営住宅に高所得世帯が居住 QLD

【QLD9日】   QLD州政府は、所得上限を超えながら低所得者向けのソーシャルハウジング(公営住宅)に住む世帯を取り締まる。家賃が低く抑えられた公営住宅に住んで搾取している。

ブリスベンのカップルは、税引き前の世帯年収が20万ドルで、家賃週200ドルで公営住宅に住んでいた。

モートン・ベイの一家も、週3,500ドル(税引き前)近く稼ぎながら広い公営住宅を週270ドルで借りていた。一般賃貸で家賃が週650ドルの物件だ。

タウンズビルでも、年収16万ドル(税引き前)超の一家が公営住宅を週190ドル未満で借りていた。タウンズビルの平均家賃は週500ドルだ。

QLD州では、公営住宅の所得上限は子どものいない単身が週610ドル、カップルと子ども2人の4人家族は1,000ドルだ。収入の25パーセントを家賃として支払う。

オコナー州住宅相は9日、「前労働党政府は公営住宅の居住資格確認を長年怠った」「必要とする人が空きを待ち続け、代わりに高所得者が住んでいるとは信じられない」と話した。前労働党政府はパンデミック中、公営住宅の立ち退きや毎年の賃貸の見直しを中断した。

今後は公営住宅に住む全世帯が毎年賃貸を見直される。収入の25パーセント未満を払っている場合は、毎年の家賃上昇は上限15ドルとする。所得を明らかにしない世帯は市場価格の家賃を支払い、立ち退きになる。

州政府はさらに、使われていない寝室にも焦点を充てる。調査から、公営住宅に住む8,000世帯で使われていない寝室が2部屋以上ある。小さい家に移り住むよう強制することはないが、引っ越し費用や家賃無料期間をインセンティブとして提供する。

同州の公営住宅の空きを5万2,000人以上が待つ。

ソース:news.com.au -‘Unbelievable’: Qld cracks whip on social housing rorters

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