【NSW25日】 オーストラリア・ポストの配達ドライバーが、受取人の住宅に到着した後、ドアをノックすることなく、住宅の写真を1枚撮影してその場を立ち去る様子がSNS上で拡散され、批判の声が上がっている。オーストラリア・ポストはこれを受け、当該の配達員を解雇したと発表した。
受取人の住宅に設置された防犯カメラがとらえた映像では、ドライバーの男が入り口の門の外に駐車し、車内で数分間過ごした。その後、荷物を持たずに門をくぐって敷地に入り、写真だけを撮影して立ち去る様子が写っていた。
オーストラリア・ポストの規定では、配達ドライバーはドアを3回ノックし、30秒待機した後、玄関やインターホンの写真を撮影する必要がある。これらの写真はオーストラリア・ポストのアプリや、カスタマーサービスを通じて確認できる。
受取人がオーストラリア・ポストに苦情を申し立てたところ、「配達センターはドライバーに正式に注意し、正しい手順を説明した」と述べ、「今後このようなことが起きないよう、慎重に対応していく」との回答があった。
オーストラリア国内では、「配達しようとしないドライバー」に対する不満の声が上がっており、動画の配達ドライバーのように不在表を置いていくだけだったり、荷物を郵便局に転送するケースが頻発している。人が家にいてもドアをノックしなかったり、チャイムを鳴らさない事例も報告されている。
ソース:news.com.au-AusPost driver let go after being caught doing ‘dodgy’ act