文化・芸能

北シドニー市 有料の大晦日花火観覧席を導入

【NSW29日】   シドニー北部のノース・シドニー市は、毎年大晦日に開催される花火大会で50ドルのチケット制観覧席を導入すると決定した。厳しい財政状況からさらに、自治体内の私立学校に市税を課したいと考える。

ノース・シドニー市は28日夜、大晦日の花火大会でブルーズ・ポイントに有料の観覧席を設けると決定した。シドニー湾とハーバー・ブリッジが見える人気の花火鑑賞スポットだ。

ベイカー市長は、「毎年市民に無料で鑑賞場所を提供したかったが、厳しい財政状況を踏まえ、今年に限ってチケット制を支持する」と話した。

同市の大晦日のイベント費用はすでに100万ドルを超え、8,000の有料観覧席の導入でおよそ30万ドルが回収できると見積もられる。ブルーズ・ポイントと並ぶ人気鑑賞スポットのブラッドフィールド・パークとラベンダー・ベイもチケット制にして全費用を回収する案も出されたが、ブルーズ・ポイントのみで一部回収に決定された。

ノース・シドニー市はさらに、市内6つの私立学校とオーストラリアン・カソリック大学(ACU)に市税を課したい考えだ。管轄市内には男子校のセント・アロイシウス・カレッジ(St Aloysius’s College)およびショア(Shore)、ウェノウナ(Wenona)、女子校のモンテ・サンタンジェロ(Monte Sant’Angelo)などシドニーでも一流校が建ち、年100万ドルの税収になると見積もられるが、私立校らはすでに任意による市税支払いを拒否している。市全体の土地の10パーセントを学校が占め、このうちのほとんどが私立校だとして、私立学校に市税を課せるようNSW州政府に法改正を求めたいと市は考える。

市の歳出予算超過の主な原因はルナ・パーク横のオリンピックプールの再開発とされる。当初の予算6,000万ドルはおよそ1億2,200万ドルに膨れ上がった。

ソース:news.com.au- North Sydney Council to introduce ticketed access to New Year’s Eve observation spot, charge schools rates

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