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9歳少年がサメに襲われる NSW

【NSW11日】   NSW州南部沿岸部でサーフィンをしていた9歳の少年がサメの襲撃を受けた。サーフボードは粉々に割れ、ウエットスーツに傷ができたのみで奇跡的に助かった。

サファイア・コーストのタスラ・ビーチで7日、サーフィンをしていたボーウィー・デイリー君は、突然サーフボードを引っ張られる感じを覚えた。後ろを振り返ると巨大なサメがいて、助けを求めた。

父親のサイモンさんは、息子がサメに襲われたと気づいて他のサーファーらとともに助けに向かった。「サーフボードにしっかり乗っていたら、息子は足を1本失っていただろう」「非常にラッキーだ」と話した。

データによると、国内でサメによる負傷事件は年20回ほど発生する。死亡は年2.8人、無傷で済むのは7回。今年に入ってからQLD州、SA州、WA州で各1人の計3人が死亡した。

気候変動による海水温上昇、さらに海水浴客の増加により、過去10年でサメの襲撃は減ることがない。ボンド大学のダリル・マクフィー准教授は「特にシドニー大都市圏周辺の水温上昇により、サメは食物を求めて南下している」「NSW州南部のザトウクジラの増加も、サメ増加の背景にある」と話した。

ソース:news.com.au -‘Screaming for help’: Boy, 9, relives horror moment he was attacked by shark while surfing on NSW south coast

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