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ディープフェイク画像の作成と投稿で、35万ドルの罰金

【ACT26日】   オーストラリアの著名な女性のディープフェイク画像をオンラインに投稿した男性に、高額の罰金が科された。

アンソニー・ロトンド氏は、著名なオーストラリア女性のディープフェイク画像をウェブサイトに投稿したとして、連邦裁判所から34万3000豪ドルの巨額の罰金を科された。

ロトンド氏は、オーストラリアのeSafetyコミッショナーであるジュリー・インマン・グラント氏により、複数の女性の「親密な」画像をディープフェイクポルノサイトから削除しなかったとして訴えられた。26日午後、ロトンド氏は「オンライン安全法(Online Safety Act)」の繰り返しの違反により、連邦裁判所から34万3500豪ドルの罰金を科された。エリン・ロングボトム判事による判決文では、2022年11月から2023年10月までの複数の違反行為が詳細に示されている。

ディープフェイクとは、デジタル技術で生成されたコンテンツによって、実際には起きていない行為を誰かが行っているかのように見せる、画像または動画を用いた虐待の一形態である。

ロングボトム判事は、ロトンド氏の複数の違反には、「女性を服を脱いだ状態や、通常の合理的な人がプライバシーが守られると期待する性的行為を行っているように描写したことが含まれる」と述べた。さらに、ロトンド氏は、裁判所から削除を求められた際の要求にも従わなかった。女性の名前は連邦裁判所により秘匿されている。

この罰金は、2023年12月に法廷侮辱罪を認めた際に科された2万5000豪ドルの罰金に加えて科されたものである。罰金は総額34万3000豪ドルで、そのうち4万豪ドルは金銭的制裁を含む。またロトンド氏は、eSafetyコミッショナーの費用も支払うよう命じられた。

ソース:news.com.au – Anthony Rotondo fined $350k for making, uploading deepfake pornographic images of prominent Australian women

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