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改造電動自転車の鉄道持ち込み禁止へ NSW

【NSW31日】   今週末から、シドニーおよびNSW州全域の鉄道で「改造電動自転車(converted e-bikes)」の持ち込みが禁止される。

11月1日から、改造電動自転車をシドニー電車、NSW州鉄道、およびメトロの車両内に持ち込んだ場合、最大1,100ドルの罰金が科される可能性がある。この措置は、電動モビリティ機器に関連するバッテリー火災の増加を受けて導入されるものである。

今年に入り、リバプール駅とブラックタウン駅で電動自転車が原因とみられる火災が発生。また、メルボルンでも3月に郊外列車内で火災が起きている。NSW州交通局のジョシュ・マリー事務次官は、この措置について「移動の自由を制限するものではない。命を守るためのものであり、何よりもメトロおよび鉄道サービスを安全に運行し続けるためのものだ」と強調した。

改造電動自転車とは、通常のペダル自転車に後付けで電動モーターやバッテリーを装着したもので、配線の不備や中古部品の使用などDIY構造による発火リスクの高さが問題視されている。禁止の対象となるのは、「運賃支払いエリア(fare-paid area)」すべてであり、列車内およびホームが含まれる。ただし、改札外のコンコース、エレベーター、自転車保管エリアは対象外。また、地域アクセスゲートを利用する通行者も影響を受けない。

罰金額は400ドルから最大1,100ドルまでで、ガソリン式デバイスを列車内に持ち込む行為と同等の扱いとなる。当初、NSW政府はすべての電動自転車を鉄道で禁止することも検討していたが、現時点では改造型のみが対象。

ソース:new.com.au – Ban on converted e-bikes to come into effect on trains across Sydney, NSW

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