【QLD23日】 トニー・バーク内務大臣は、ナチスのシンボルを掲示したとして起訴されたイギリス国籍の男性のビザを取り消した。この男性は今月初め、クイーンズランドで逮捕された43歳で、ソーシャルメディアを通じてユダヤ人コミュニティへの憎しみを扇動したとされる。バーク大臣は「ほとんどのビザ保持者は歓迎されるべきだが、憎しみを広めるために来た者は出て行くべきだ」とコメントした。
男性はソーシャルメディアでナチスの「ハーケンクロイツ」を掲示し、ユダヤ人コミュニティへの暴力を扇動したとされる。自宅からはナチスのシンボルが刻まれた剣などが押収された。
バーク大臣は、憎悪を広めるビザ保持者の追放権限を強化する意向を示しており、先月にはネオナチ集会に参加した南アフリカ国籍の人物を追放した。バーク大臣は「憎悪の扇動こそが十分な理由であるべきだ」とし、逮捕された男性が「ユダヤ人に対する憎しみに捧げていた」と述べた。この逮捕は、オーストラリア連邦警察(AFP)の「国家安全保障調査チーム」によって行われた。
ソース:abc.net.au – Home affairs minister cancels visa of British national charged with displaying Nazi symbols