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ポートアーサー事件から30年の追悼

【ACT27日】   オーストラリア史上最悪の銃乱射事件から30年を迎え、国全体が犠牲者を追悼している。アンソニー・アルバニージー首相は、ポートアーサー事件を「言葉にできない恐怖」と表現し、声明で深い哀悼の意を示した。

1996年4月28日、マーティン・ブライアントはTAS州の観光地ポートアーサーで銃を乱射し、35人が死亡、23人が負傷した。この事件を受け、オーストラリアでは銃規制が大幅に強化され、半自動小銃やポンプアクション式ショットガンの禁止、銃所持許可の厳格化、さらに65万丁以上の銃器を回収・廃棄する全国的な買い取り制度が導入された。

犠牲者の中には、6歳のアラナ・ミカックちゃんと3歳のマデリン・ミカックちゃんも含まれていた。犯人は母ナネットさんと歩いていた2人を襲撃し、母親と妹を射殺、逃げる姉も撃って命を奪った。家族を一度に失った父親のウォルター・ミカックさんは、その後銃規制強化を強く訴え、子どもを暴力から守る団体を共同設立するなど活動を続けた。

首相は、深い悲しみの中から行動を起こしたミカックさんの勇気を称え、「彼の『強くあれ、今すぐ行動せよ』という訴えが国を動かした」と評価した。また、「あの暗闇の中でも人間の最良の部分が輝いたことを忘れてはならない」とし、「あの日と同じように、帰らぬ人々を思い、団結し続けよう」と呼びかけた。

現在58歳のブライアント受刑者は、ホバートの刑務所で35件の終身刑に服している。

ソース:news.com.au – ‘Unspeakable horror’: Australia marks 30 years since Port Arthur Massacre

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