【VIC17日】 オーストラリアの高校生が単独飛行で世界記録に挑戦し、同時に多額の寄付を集めた。
メルボルンのティーンエイジャー、ローズ・ドナルドさんは、小型機でオーストラリア一周の単独飛行を成功させ、史上最年少の女性パイロットとしての世界記録達成が見込まれている。40日間・1万5000kmに及ぶ旅の途中で18歳の誕生日を迎えたドナルドさんは、記録が正式に認定されれば世界記録保持者となるだけでなく、地方の子どもたちを医療機関へ送る慈善団体のために7万豪ドルを集めた。
「正直、まだ実感がありません。本当にすごい経験でした。多くの人が着陸を見に来てくれて、活動を応援してくれたことがとても嬉しいです」と彼女は16日、エッセンドン空港で語った。
高校3年生のドナルドさんは、慈善団体「リトル・ウィングス」のために7万豪ドル以上を募金。同団体のCEOによると、この資金で地方や遠隔地に住む42世帯の子どもたちが専門医の診察を受けられるようになるという。
飛行データによると、彼女は1日平均約3時間飛行していたが、TAS州のローンセストンからVIC州東端のマラコータまでの区間では、5時間半に及ぶフライトもあった。レクリエーションパイロットの父を持つ彼女は、強風の中で愛機セスナから降り立ち、18日からは学校の勉強に戻る予定だ。
この旅について彼女は、「パイロットとしても人としても成長できた素晴らしい経験だった」と振り返る。「1か月以上一人で生活し、その間に18歳になりました。大人として戻ってきただけでなく、高校卒業後の人生に向けてより準備が整ったと感じています。パイロットとしても大きく成長し、自信がつきました」
リトル・ウィングスは、NSW州、QLD州、ACTの子どもたちを都市部の専門医療へと空輸する団体で、2012年以降、総飛行距離は500万kmに達している。
ドナルドさんは、「この活動を通じて団体の存在を広く知ってもらえたことが嬉しい。自分の将来のキャリアにつながる挑戦であると同時に、社会に貢献できることが大きなモチベーションになりました」と話す。また、活動を通じてボランティアや寄付者が増えていることにも誇りを感じているという。
団体のクレア・ピアソンCEOは、「彼女の才能と社会貢献への姿勢に深く感銘を受けた」と評価した。ドナルドさんは、ギネス世界記録の認定には証拠提出などの手続きが必要としつつも、「達成できたという確信はある」と語っている。今回の挑戦を支えたのはコミュニティの力だとし、航空業界は支え合いの強い世界で、若い人を助けてくれる環境があると話した。
ソース:news.com.au – Aussie teen pilot Rose Donald to breaks world record and raises $70k for charity