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雇用悪化の主因は景気減速 就職はより困難に

【ACT4日】   オーストラリアでは2026年、新しい仕事を見つけるのが難しくなっているが、その主な原因は多くの人が考えるAIではないとする分析が示された。

デロイト・アクセス・エコノミクスの最新四半期レポートによると、AIは確かに労働市場に影響を与え始めているものの、大規模な雇用喪失にはつながっていない。同社は「AIの影響を受ける職種」とされる82の職種(人間の判断力や共感、対人スキルをあまり必要としない仕事)を分析したが、これらの分野でも雇用は依然として増加していることが分かった。

一方で、今後仕事探しが厳しくなる見通しに変わりはない。デロイトによると、雇用環境の悪化はAIではなく、3回の利上げや中東での戦争による経済への影響で市場が冷え込んでいることが要因だ。

2026年4月までの1年間の雇用成長率は0.9%と、過去3年間の平均1.9%から大きく減速。失業率も2025年12月以降で0.4ポイント上昇している。

同社パートナーのデビッド・ランベンス氏は、「経済の不確実性が高まる中、企業は採用に慎重になり、今後1年は雇用の伸びが抑えられる」と述べた。また、政府の財政余力が限られているため、公的部門の雇用増加も鈍化するとみられている。

医療、教育、公共行政といった非市場分野でも採用の勢いが弱まっており、これは連邦・州政府による広範な財政引き締めを反映している可能性があるという。

こうした中、世界の大手テクノロジー企業では人員削減が相次いでおり、その理由としてAIの進展が挙げられている。例えば、マイクロソフトは米国で従業員の7%に自主退職を提示し、メタも約10%の人員削減を発表した。オーストラリア国内でも、アトラシアンで1600人、ワイズテック・グローバルで2000人規模の再編が行われている。

デロイトのサラ・ロジャース氏は、大規模な失業は起きていないとしつつも、AIが影響を受ける分野では採用数を減らしていると認めた。AIの影響を受ける職種の雇用成長率は、過去5年間の年平均1.9%から、今後5年間は1.2%に鈍化すると予測されている。

これらの職種は主に金融・保険、専門サービス、科学技術、情報メディアといったホワイトカラーの知識集約型産業に集中しているが、AIの影響を受ける業務は人間の判断力や共感力、対人スキルへの依存度が比較的低いものが多いとされている。

ソース:news.com.au – Deloitte warns slowing economy, not AI, will make it harder to find a job

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