【ACT5日】 オーストラリアに残るため12年間闘ってきたゴールドコースト在住の夫婦が、大きな打撃を受けている。新たに判明した書類上のミスにより、10年以上かけて築いてきた生活を失い、国外退去に直面している。
ローリー・ヒューイットさんとミシェル・ヒューイットさんは2015年、息子のマシューさんとカレブさんのために南アフリカを離れ、オーストラリアで新生活を始めた。その後12年間、安定した職に就きながら家庭を築き、18か月前には孫も誕生し、オーストラリアでの生活に深く根付いてきた。しかし現在、ビザ手続きのミスにより、2人(ともに52歳)は南アフリカへの帰国を迫られている。
最近発覚した手続き上の不備により、2023年にミシェルさんが9日間、本人も知らないまま不法滞在状態にあったとみなされた。ゴールドコーストに住む2人は、10月22日までに出国するよう命じられているが、息子たちは国内に残ることができる。
「家族を残してくる覚悟はしていたが、その代償がここまで大きいとは思わなかった」とローリーさんは語った。「すべてが報われると信じて大きな犠牲を払ってきたが、その負担は計り知れない」
一家は当初、スポンサー付きビザで入国したが、最初の雇用主との問題で失効。その後、保護ビザを申請し、就労・就学が可能なブリッジングビザで滞在していた。しかし今年の更新手続きの際、2023年に処理の遅れにより9日間不法滞在となっていたことが判明。家族の弁護士は適切に申請していたにもかかわらず発生したものだった。
この問題により、引き続き滞在を認めてもらうための大臣裁量の申請にも影響が出ている。「もう他に頼れる手段がない状況で、誰かに私たちのケースを見てほしい」とミシェルさんは話す。「ただ、オーストラリアを私たちの家であり続けてほしいだけ」
夫婦は現在、すべての不服申し立て手段を尽くしており、帰国を強いられれば息子や孫に会えなくなることを恐れている。友人は資金支援のためクラウドファンディングを立ち上げ、嘆願書には1200人以上が署名している。現在2人は就労もできない状況にある。
内務省はコメントを控えており、個別案件については言及できないとしている。また、「ビザ審査の再検討を申請する場合は、合法的な滞在資格を維持するためにも、できるだけ早く手続きを行うことが推奨される」と述べた。さらに、連邦裁判所での司法審査申請が確認されるまで、該当するブリッジングビザは発給できないとしている。
ソース:news.com.au – Gold Coast couple facing boot from Australia after paperwork mix-up