【NSW16日】 シドニーの地方自治体がスマートグラスを「変質者のメガネ」と呼び、すでに犯罪者がこの技術を利用して子どもたちを狙っていると警告した。
シドニーの地方自治体が、物議を醸している新たなテクノロジーから「家族と子どもたちを守る」ため、地域のプールでスマートグラスの使用を禁止する方針を打ち出した。カンタベリー・バンクスタウン・カウンシルは15日夜の会議で、スマートグラスの使用禁止を全会一致で決定した。
ビラル・エルハイエク市長は、スマートグラスを直接「変質者のメガネ」と呼び、地域の水泳施設での使用を禁止するとした。エルハイエク市長は、市長提案の中で、この技術が地域住民の「安全とプライバシーの双方」を脅かしていると述べた。
「最大の懸念は、変質者や小児性愛者が更衣室やプール、学校周辺などで密かに撮影し、子どもたちや最も弱い立場にある人々を狙い、物色していることだ」と同市長は述べた。「こうした連中が、知らないうちに撮影される人々を狙うため、ほかの機器を使っていないと考えるのは甘いだろう。我々全員にとって最大の課題はAI技術の進歩であり、それによってこうした人物を見つけることがますます難しくなっている」
エルハイエク市長は、スマートグラスを全面的に禁止することについて法律が「複雑」であり、禁止そのものはカウンシルの管轄外であると説明した。その一方で、スマートグラスの取り締まりを強化するため、各カウンシルが可能な限りの対応を取ることが重要だと述べた。
コンロイ・ブラッド議員は、視覚補助のためにスマートグラスを使用する可能性がある視覚障害者について、禁止の対象から除外できるかどうかを質問した。これに対し、カウンシルは例外を設けることに同意した。また、ハリー・スタブリノス議員から禁止措置の実効性について質問されたエルハイエク市長は、職員に対して、不審な行動を見分ける方法や、スマートグラスなどの機器と通常のメガネを区別する方法について研修を行うと説明した。
スマートグラスの使用を、カウンシルが運営する一部の施設で禁止しているほかの地方自治体には、QLD州のブリスベン・シティ・カウンシルや、VIC州のヤラ・カウンシルなどがある。
ソース:news.com.au – Canterbury-Bankstown Council bans smart glasses at local pools