【ACT2日】 7月に発生したテルストラの全国規模の通信障害について、外部調査の結果、ネットワークの重要な機能を適切に管理できていなかったことや、技術的な専門知識の不足が主な原因だったことが明らかになった。
7月8日に発生した障害では、約12時間にわたりオーストラリア全土で携帯電話サービスが利用できなくなり、数百万人の利用者に影響が及んだ。多くの店舗ではキャッシュレス決済が利用できなくなり、一部ではトリプルゼロ(000)への緊急通報にも影響が出た。障害については、外部機関テクノロジー・オーディット・パートナーズ(TAP)が調査を実施し、その結果が3日に公表された。
調査によると、障害は計画的なネットワーク管理作業の後、誤った日付情報がモバイルネットワークの一部に伝わったことが直接の原因だった。しかし、TAPは、根本的な原因はテルストラがネットワークの時刻同期システムを「最も厳重な監視と保護が必要な重要機能」として扱っていなかったことにあると指摘した。また、ネットワーク時刻同期システムの管理責任が明確ではなく、その結果、設計や運用、リソース配分において高リスク機能として十分に扱われていなかったことが判明した。
さらに、ネットワーク時刻同期システムに関する専門知識が不足していたほか、システム全体を一貫して監督する体制も不十分だったという。調査では、「異常が見られた際に、より高い専門性と『なぜ起きたのか』を追究する姿勢が必要だった」と指摘した。加えて、変更管理や設定管理、障害対応、文書管理、その後のフォローアップなど、運用プロセス全般にも不備があったとしている。
テルストラのヴィッキー・ブレイディCEOは2日、「このような障害は起きるべきではなかった」と述べ、利用者に謝罪した。また、「現代の通信ネットワークは非常に複雑だが、それは言い訳にはならない」とした上で、「今回の障害から学んだことを生かし、テルストラのネットワークをより強固で信頼性の高いものに改善していく」と強調した。
ソース:news.com.au – Investigation reveals key flaws that caused catastrophic Telstra outage in July