シドニー26日ー節水制限の影響で、オーストラリアの家庭が使用する水使用量が1950年代当時のレベルにまで減少していることが判明した。しかし、インフラストラクチャーへの投資が欠如すれば、2007年度の節水制限はさらに厳しくなる。
Water Services Australia(オーストラリア水道サービス)によると、1955年から1956年のシドニーでの一人当たりの水使用量は1日平均343リットル、メルボルンでは330リットルで、2005年から2006年ではシドニーで339リットル、メルボルンで331リットルだったと、News Ltd(ニュース社)は報じた。水使用量のピークは1980年代で500リットル。
戦後の好況以来、NSW州政府がダムや貯水施設などのインフラストラクチャーへの投資に二の足を踏んできたことから、インフラストラクチャーの整備が人口増加に追いつかない状況に陥った。オーストラリアインフラストラクチャー協議会のスポークスマン、Graham Dooley(グラハム・ドゥーリー)氏は、問題は水不足ではなく水の管理にあるとした。
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