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親に警告! 幼い子供には小魚のみを食べさせるべき

 【シドニー6日AAP】オーストラリア・メディカル・ジャーナルに掲載された新研究で、6歳未満の子供は、その成長過程において高レベルの水銀を体内に蓄積することを予防するため、ある種の魚を大量に摂取すべきではないことが判明した。

 同研究の共同著者、ステファン・コーベット氏は、適切な種類の魚を適量に摂取することは子供の栄養にとって良いとする一方で、比較的低レベルの水銀の量でも子供の成育や精神面の発達に影響を及ぼしかねないと警告を発する。

 コーベット氏は、15カ月から2歳の間の子供が、推奨されている魚の摂取量の5倍近くの量を摂取した後、体内の水銀レベルが著しく増加したという症例3件を調査。これらの子供は、魚の摂取を中止した後、体内の水銀レベルが低下した。

 レバ・イーガーNSW州保健相は、「特に大型種の魚を過剰に摂取すると体内に害を及ぼす」と語った。具体的には、サメ、ブロードビル、メカジキ、マーリン、オレンジラッフィー、ナマズなどの6種の魚に関して摂取量に気を付けなくてはならない。「これらの魚は捕食魚なので、小魚を大量に食べる。したがって、より多くの水銀を蓄積している傾向が高い」 とイーガー氏。

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